走る社畜の備忘録

今日も始発出勤、ねーむーいーよー!

副業でテープ起こしをやってみた

数年前ですが、半年ほどテープ起こしのバイトをしていたことがあります。
お金に不自由していたわけじゃないのですが、いろいろありまして、個人事業主として仕事をしているという実績が必要だったことがあるのです。
この辺の事情は割愛。

 

テープ起こしというのは、議事録等のMP3データを文字テキストデータに書き直す作業で、タイピングが早くて耳がいい人ならだれでもできます。
その頃はまだクラウドのソーシングという業態がそれほど一般的ではなかったので、いわゆるテープ起こし専業の業者に登録して、そこの営業さんから仕事をいただいて、完成品を卸していました。
人にもよりますが私は大体1分間のデータを起こすのに10分程度かかると見積もって仕事を受けていました。
100分のデータなら1000分、17時間くらいかかる見込みですね。
隙間時間を使って作業できるとはいえ、トータルで結構な長時間、集中力を要求されるのはかなり厳しかったです。
ちゃんとスケジューリングができる人であれば、割とおすすめですね。

 

単価は処理するデータの内容や難易度に応じて変動しますが、だいたい100円弱/分くらいいただいたように思います。
自分の専門分野とマッチするとかなり楽なのですが、これはデータを聞かないとわからないので、運の要素が強かったですね。
仕事を受ける段階では、そこまでの内容は教えてくれないので判断に苦しみます。

 

辞めた理由は、個人的に労力に見合わない作業負荷であったのと、仕事をする理由がなくなったことで無理して仕事を受ける意義を見いだせなくなってしまったことにあります。
まだ先方には登録データは残っているので、その気になったらいつでも再開もできるのですが、ちょっと厳しいですね。